丸三楼雪陵庵の歴史のご紹介


〜創業安政二年の永い歴史に培われて〜
「丸三楼」の起源は、遠く安政二年(一八五五年)に堺大浜での創業に始まります。
以来、明治期には「丸三楼」はこの地を代表する料亭旅館として、地元をはじめ大阪や近郊からのお客様のご贔屓をいただきました。
大正期には「本家丸三楼」のほかに旧堺灯台下に、当時ほかでは見られなかった舞台つきの百帖敷大広間を備えた「丸三楼別館」を開店。
素晴らしい眺望と館内の縁側から釣糸を垂れて魚釣りが楽しめるなど、味わい深い風趣やそのスケールの大きさが浪速っ子の大評判に
なったと語り継がれています。
その後、昭和期に至り、大いに賑わいを見せていた大浜海岸も戦後、臨海工業地帯の開発で変貌。
昔日の美しい風情もすっかり失われました。
昭和四十五年に「丸三楼」は現在の仁徳陵西畔に移転。
新しく料亭「丸三楼雪陵庵」として老舗の伝統と味覚をご披露。
変わらぬご贔屓をいただいております。
幕末から明治・大正・昭和そして現在まで百四十余年、私共は時の移ろいを越えて「丹精込めた味づくり」と「おもてなしの心」
にこだわり続けてまいりました。
その気風がそれぞれの時代を代表する文人や著名人、そして多くのお客様に愛されてまいりました。
「丸三楼」はこの気風を大切に、常に時の流れを見つめつつ、感性豊かな「味と心」に磨きをかけてまいる所存でございます。
今後とも末永くご愛顧いただきますよう、お願い申しあげます。

 

〜雪陵庵 命名の由来〜
古くから仁徳陵は、その杜に飛来する白鷺の美しさを、雪の降り積もる情景に見立てて「雪陵」と称されていたとのいい伝えから、
「雪陵庵」と命名致しました。